マクドナルドライフの全てが詰まった漫画「ハッピービッグスマイル」
今回は、わたしが昔から大好きな漫画をご紹介します。
その名も「ハッピービッグスマイル」。写真を見ていただければお分かりかと思いますが、なんとマクドナルドが舞台となっている漫画なのです。
このブログを開設したときから、いつか必ず記事にしようと思っていたこの漫画のお話。
今後読む機会があるかもしれない方のためにできるだけネタバレはしないようにしつつ、その魅力を語りたいと思います。
2000年頃に連載された作品
この「ハッピービッグスマイル」は、2000年(平成12年)11月〜2001年(平成13年)1月にかけて別冊マーガレットで連載された、日向まひる先生の作品です。
コミックスの第1刷は2001年4月。もう20年も前だそうです。恐ろしい…
姉がクルー時代に購入したコミックス
あたかも自分の本のように紹介を始めていますが、実はこのコミックスはわたしの姉がクルー時代に購入したもの。
当時わたしは小学校高学年か中学生くらいだったと思いますが、姉がどんな仕事をしているのか知りたい気持ちや、普段利用しているマクドナルドの裏側はどんな感じなんだろうという興味もあり、何度も借りて読んでいた記憶があります(数年後、自分がクルーになった後にはさらに熟読しました)。
ずっと実家に置いてありましたが、今回この記事を書くためにそっと持ち出してきたというわけです。
マクドナルドライフが凝縮されたストーリー
この漫画、わたしのマクドナルド愛を抜きにしても本当に素晴らしい作品だと思っています。
というのも、たった一冊(連載で言えばわずか3話)読むだけでマクドナルドでのアルバイトを体験したかのような感覚になれるほどリアルなストーリーだから。
作者の方はおそらくマクドナルド未経験だと思うのですが、描写やセリフが本当に自然で、何度読んでもいつの間にかストーリーに入り込んでしまいます。店舗の取材などをかなりたくさんされたのではないでしょうか。
そんなリアルさを感じられるポイントの中でも「特にここ!!」という3点を解説していきます。
主人公はマクドナルドでバイトデビューする高校生
毎日だらだら過ごしていた女子高生が家族の勧めでマクドナルドで働くことになる、というところからストーリーが始まります。
実際、学生クルーの大半はマクドナルドがアルバイトデビューなのではないでしょうか(当時のわたしも含め)。
この設定により、
- 初めての社会経験
- 仕事を認めてもらえたときの充実感
- 自分で起こしたミスの反省・挫折
- 優しい先輩・クセのある先輩それぞれとのやり取り
など、誰でも共感できるポイントが自然と描かれているのです。
着実にタイトルアップしていく主人公
主人公がトレーニーから一つずつタイトルアップしていく過程がとてもリアルです。
※ストーリーの中で使われているタイトルは当時のもの(現行とは違う制度)です
まずは一人でカウンターができるようになり、次はドライブスルーのトレーニングを受けたり…など、徐々に業務の幅を広げていく過程が描かれています。
ただただ順調に進んでいくわけではなく、実際に起こりがちなちょっと笑える失敗も交えているところが、読んでいてほっこりします。
また、主人公が自身の成長に合わせてアルバイトを楽しめるようになっていく様子も共感ポイントです。
店舗内での恋愛模様
気になる先輩とシフトが被った日はものすごくやる気が出たり、はたまたその先輩と他の女性のシフトが完全一致しているのを見つけたときは良からぬ想像をしてどん底になったり…
そんな展開はどこのアルバイト先でも起こり得るものですが、そこにタイトルが絡んできたりするのがマクドナルドならではです。
ライバルのあの人のスキルやタイトルに追いつこう、追い越そう、という気持ちはわたしも経験があります。
ちょっと不純な動機かもしれませんが、とても大きなモチベーションになるんですよね。
読めばクルー気分が味わえる、全部のせの一冊
語りすぎるとどうやってもネタバレすれすれになってしまうのでこのへんにしておきますが…
クルー経験者の方からライトユーザーの方まで、マクドナルドを知っているという方にはゆるーくお勧めしたい、マクドナルドライフが凝縮された大好きな作品をご紹介しました。
さすがに現在販売されているものは中古しか見つけられませんでしたが、手に入れられる方は職場体験するような気持ちで読んでいただきたいです。
ユニフォームや商品パッケージなど当時のものが綺麗に描かれているので、パラパラと眺めているだけでも懐かしさを感じられて楽しめるかもしれません。
読んだことのある方は推しキャラがいたりするかもしれないので、ぜひコメントで教えてください!ちなみに最近のわたしはシンノス派です…!