前編にてお話ししてきたように、マクドナルドへの気持ちが抑えられなくなってきたことと、会社でのモチベーション維持が難しくなってきたことが重なり、ついに副業の許可取得に挑戦してみようと決意。
前編はこちら↓
後編となる今回は、会社に申し出るまでの準備や、結果的にNG回答となった詳細な理由などについて書いていきます。
まずは就業規則を確認
そもそも、会社として表向きな副業への対応がどうなっているのか疑問に思い、就業規則を確認してみることに。すると、「許可のない副業の禁止」との記載がありました。
見方によっては「許可が取れればOK」という意味にも取れそうな表現。
ただ、今の会社の規則は基本的に「形だけ」状態になってしまっていて、記載されている内容と実際のルールが相違していることが頻繁にあります。
状況によって臨機応変に対応してもらえて助かる場面もあるのですが、基本的にこの就業規則はあってないようなものなのです。
実際は"許可が取れることはない"だろうと予測。それでも、僅かな希望は捨てないようにして、頭の片隅に置いておくことにしました。
今の生活で、副業が実現可能かどうかを考える
奇跡的に許可がおりたときのために、今の生活にプラスしてアルバイトをすることが現実的に可能かどうかを、一度冷静に考えてみることにしました。
近隣店舗の募集要項を確認
もし働けるとしたらどこの店舗に応募するかは、今の段階ではまだはっきりと決めていませんでした。
そのため、マクドナルドのクルー募集サイトで、家~会社までの間にあるいくつかの店舗の募集要項をチェックしてみることに。
細かい部分は異なりますが、大体どこの店舗でも、1日2,3時間程度×週2日~というのが最低ラインでした。この枠を、今の生活の中で確保しなければいけないということです。
タイムテーブルを作って検証
それまでは、空いた時間に旦那と手分けして、できるときに家事をやるような生活スタイルでした。でも、これにアルバイトが加わるとなると、家事にかけられる時間はかなり削られてしまいます。
旦那は、わたしの「マクドナルドで働きたい」という意志を尊重してくれていましたが、だからといって実際そうなったときに家事を丸投げすることは絶対にしたくありませんでした。
いろいろな面を考慮しながら一週間のタイムテーブルを作ってみた結果、
- 毎日の起床時間を今より少し早くする
- 朝のうちに家事を済ませる
- 会社の休みの前日夜に、数時間働く
- 会社の週2日の休みのうち1日は、少し長めに働く
これらを条件とすることで、それほど無理なくやれそうなプランを作ることができたのです。
いざ、許可取得へ
これらの現実的な準備と心の準備を整え、いざ直談判へ。
とはいえ、社長に直接掛け合うわけではありません。人事関係の取りまとめは社長の奥様が担当されているため、個人的に連絡を取り、食事を兼ねた「相談」のようなかたちで話してみることにしました。
とにかく想いをそのまま伝えてみる
会社として副業を推奨しているわけではない以上、単純にお願いするだけではクリアできないと考え、今の想いを包み隠さず伝えました。
- 収入が足りないから副業がしたいわけではなく、「マクドナルドで働きたい」ということ
- 自分にとって、趣味であることがたまたまお給料が発生してしまうものであること(=どうしても副業のというかたちになってしまう)
- 会社を辞める前提の副業ではないこと
わたしのマクドナルドに対しての熱は、興味がない人には引かれてしまうレベルであり、理解されないものだという自覚はありました。でも、きちんと自分なりの言葉で伝えることが大事だと思っていたのです。
一度持ち帰って検討してもらえることに
わたしの話の後に教えていただいたのですが、実は少し前にも副業許可を取ろうと相談してきた社員がいて、検討の結果NGを出したという出来事があったそうです。
それでも、今回わたしの熱量を少しでも伝えることができたのか、今の時代の流れも考慮して、もう一度社長と検討してくださるとのことに。
僅かながら、希望をつなぐことができました。
ついに結果を聞くときがきた。が、やっぱりNG
二週間ほど経った頃だったと思いますが、再び社長の奥様と食事に行く機会があり、先日のお願いの結果を聞く場となりました。
結果は(記事タイトルで既に明かしていますが)、残念ながら副業を許可することはできないとのこと。
ただ、予想と違ったのは、頭ごなしにダメだという結論になったわけではなく、そこに行きつくまでの経緯でした。
わたしの性格までも考慮してくださった社長の考え
世間的にまだ副業が良く思われない一番の理由は、本業でのパフォーマンスに影響が出てしまうからということ。
もちろん、今回のNGの理由の中にはそれも含まれているのですが、社長はわたしの性格も考慮した上で許可をしなかった部分もあったそうなのです。
というのは、「マクドナルド側でシフトが足りないときに頼まれたら、無理をしてでも入ってしまいそう」 だという、先を見据えた考え。
これは、「本業のパフォーマンスに影響」ということ以前に、単純にわたしの体に良くないという意味です。
確かに、わたしはシフト補充の協力依頼があったら、なんとかして入ろうとしてしまうタイプです。一社員のそんな性格まで理解してくださっていたことは純粋に嬉しく感じられ、感謝する部分でもありました。
副業の許可は取れないという結果を踏まえて
結果として、今の会社に勤めながらアルバイトをするという選択肢はなくなりました。
人によっては、「許可が取れないなら隠れて始めてしまう」ということもできるかもしれません。ただ、今のわたしの場合会社の人たちのことは好きなので、ルール違反や裏切りのような行動を取ることがどうしてもできないのです。
それでも、「仕事に対してのモチベーション維持が難しい」という状況は変わらないので、気持ちがゆらゆらしているような状態です。
当面は「プラスの収入源を確保する準備」をしていくことになりそう
今後マクドナルドのアルバイトを始めるためには、今の会社を辞めることが必須条件になります。そうなったときに、今より減ってしまう収入を、他の何かで補えるようにしておかなければいけません。
アルバイトを掛け持ちできる体力を付けておくことが必要なのか、もしくは個人の力で稼げる手段を確立しておくのか。
まだはっきりとしたものは見えていませんが、いずれにしてもサブの収入を得るための準備をしておくことが、次に進むための大きな一歩になりそうだということは分かりました。
世の中には、副業許可を勝ち取った方や、フリーランスとして収入を得ている人など様々な方がいると思うので、情報収集は怠らず、今後も諦めずに行動していきたいと思っています。