「クルー経験者派遣サービス」を妄想してみた
以前、コンビニのアルバイト経験者が単発でシフトインできるサービスのCMを見たことがありました。
最近はコンビニに限らず、単発で働きたい人と企業を繋ぐサービスがいろいろ増えてきているようですね。
これらのサービスを知った頃、わたしが「ぜひ作ってほしい!!!」と勝手に妄想してわくわくしていたのが「マクドナルドのクルー専門派遣サービス」です。
頭の中でこのサービスが完成するまでの過程を文字に起こしてみます。
マクドナルドの強み:OBの圧倒的多さ
マクドナルドは全国に店舗がある上に、クルーの年齢層が幅広いため、経験者(=OB)の人数はかなりの数にのぼります。
ここ数年のクルー募集のポスターなどでは「ブランクあっても大歓迎」「また一緒に働こうよ」的なニュアンスのフレーズを見かけることが増え、マクドナルド側としても経験者へのアプローチを強めているように思えます。
マクドナルドの「マニュアルスタイル」のメリット
「マクドナルド=しっかりとしたマニュアル」というイメージは、もはや世間的なものになりつつありますよね。
わたしがアルバイトをしていた当時、友人からはよく「マックってすごい細かいマニュアルがあるんでしょ?大変そう…」と言われていましたが、わたしとしては目指すべきところが明確だからこその安心感があったことをよく覚えています。
この「マニュアルスタイル」による働きやすさについて考えてみました。
たくさんの人数が一度に動く飲食業だからこそ起こりがちなこと
複数店舗がある飲食店では、社員・アルバイト問わず、店舗間でヘルプに行くというケースは頻繁に見受けられます。
ですが全店舗共通で「マニュアル」と呼べるほどしっかりとした仕組み作りができている企業は、あまり多くないと思うのです。
店舗ごとの独自ルールがいつの間にかどんどん増えていたなんてことはよくある話ですよね。
マニュアルの完成度が高いマクドナルドでのケースを考えてみる
マクドナルドでは、ポジションごとの役割や作業手順だけでなく、アイドルタイム(手が空いた時間)に行うべきことなど、細部にわたってマニュアル化されていました。
「お客様がカウンター前にいないときも待機のスマイルを」なんていう、振る舞いについてのことまで載っていたりします(とても好きな言葉だったので、今も変わらず載っていたら嬉しい)
このようにきちんとマニュアル化されているからこそ、他店舗へのヘルプ時や、転居に伴った異動などが発生しても、それほど苦労することなく業務を行うことができます。
設備の配置などにさえ慣れてしまえば、比較的短時間で必要な動きをスムーズにできるようになるのです。
感覚が染みついているOBなら単発対応できるのでは?
それであれば、多少のブランクはあったとしても、数年ほどの勤務経験があって体に感覚が染みついているOBであれば、単発で働くことはそれほど難しくないのでは?と考えました。
わたしは実際に、2年以上のブランクのあと働くことになった別店舗で、初日のピーク時間からサポートなしでポジションを振られましたが、意外となんとかなりました。
↑今思うとなかなか無茶なポジショニングをするマネージャーさんだったなと思いますが、今でもときどき連絡を取り合える素敵な人柄の方です。
冒頭ではコンビニ経験者限定のサービスの話を挙げましたが、最近のコンビニで取り扱うサービスは幅広すぎて、マクドナルドよりもはるかに単発勤務のハードルが高いのではないかと思うのです。(コンビニ店員さんってすごいなあといつも思います)
少しのブランクの間にサービスやオペレーションがどんどん変わってしまいそうですよね。
こんなサービスだったら嬉しい
いろいろな考えを巡らせた結果、わたしが妄想したサービスはこんな感じです。
単発で働きたいOBが登録
- 身元確認ができる情報
- 経験ポジションや勤務年数(マクドナルド側に残ってるデータで拾える気もする)
- 希望勤務エリア
シフトを埋めたい店舗が求人情報を登録
登録スタッフがこの求人一覧を見て、働きたい店舗に応募するようなイメージ。
店舗側からも登録スタッフを検索してオファーできる機能
実際は早くシフト確定させたいはずなので、こっちのケースの方が多くなりそう。
現実的には、マクドナルド側のメリットが少ないことに気が付いた
ここまで頭の中のものを垂れ流すように書き起こしてきましたが、ふと、この話は単発で働きたいわたしの願いを叶えるためだけのサービスの妄想だったなという結論に辿り着きました。
というのも、自店や近隣店舗でどうにもならないほどシフトが埋まらないことはそうそうないだろうし、そんなにバタバタな状態なら、確実に応募が来るかどうかも分からない媒体に掲載するための手間もかけていられないかもしれないですよね。(かなりシンプルな操作で掲載できるようにしたらいいのかも)
ユニフォームの準備はどうするかとか、きっと細かい問題がいろいろ出てくるんだろうなと思ってしまいました。無念。
でも労働者側としては、こんなサービスがあったら長期でどこかに旅行なり移住なりしたときに合間で働いたりすることもできそうです。その土地の人と触れ合うきっかけにもなりそう。
ただ、ある程度ヘルプを受け入れ慣れている店舗じゃないと、たった数時間でほどよくコミュニケーションを取るのは難しかったりもするんですよね。
期間限定店舗での募集ならいいのかもしれない
わたしが働いていた頃、毎年夏になると県内の大きなプールに出される店舗の営業のために、たくさんの店舗から期間限定でクルーが派遣されていました。そういったイベント的な店舗での募集時には向いているのかもしれません。
いつか現実になったらいいなあ。そのときはバリバリ働いて貢献します。
副業として真剣に考えたりもしてます。