今までに言われた「スマイルください」を分類してみた
マクドナルドのメニューに「スマイル ¥0」が載っているのは、有名な話ですよね。
一時はメニューからその表記がなくなってしまい、なんだか寂しい思いをしていたのですが、ここ数年でまた復活したようです。(マックデリバリーのアプリでも、メニューの各ジャンルの一番下にしっかりと載っていました)
実はこのスマイル、店頭で注文する人は意外にも多く、わたしも言われたことが何度もあります。
思い返してみると、スマイルの注文をする人はいくつかのパターンに分かれていたことに気が付き、まとめてみることにしました。
当時の思い出を振り返りながらご紹介したいと思います。
わたしが経験した「スマイルください」の主なパターン
【パターン1】男子中高生の罰ゲーム
一番多いケースでもある、男子中高生の罰ゲーム。
ほとんどの場合、罰ゲームをする男の子の後ろにその友達が3〜4人一緒に並んでいて、きちんと実行されたかどうかを監視しています。
なぜか、こういった罰ゲームをするハメになってしまうのは、少しシャイな感じの子ばかり。こちらまでそわそわしてしまいます。
「ハンバーガーとお水と…」というオーダーの後に気まずそうな間を挟み、顔を真っ赤にして「あとスマイルください」と言っている状況は、世代を越えてきっと今もどこかの店舗で起こっているのではないかと思います。
当時のわたしはいつも「もう罰ゲームに当たらないようにね…!」と心の中で祈りながらお会計をしていました。
【パターン2】意外と多い。女子グループ
女の子の場合は少し年齢層が低く、小・中学生が中心だったような記憶があります。
複数人で一緒に注文しにくることがほとんどで、小声で「せーの」と声を合わせてみんなで言うグループもいれば、全員がなかなか言い出せず、最終的に痺れを切らした一人が言うパターンも。
どのグループでも共通していたのは、注文後、まさに「キャハハ」という表現がぴったりな笑い声で楽しそうに去っていく様子でした。青春の1コマ感がすごいです。
【パターン3】そこそこ大人な男性(なぜか二人組が多い)
飲み会帰りかなというテンションの、20代~30代前半くらいの男性。なぜかは分かりませんが、二人組のことがほとんどだったように思います。
大体どちらか一人が、特に計画していたような気配も感じさせず、自然な流れでさらっと「あとスマイルください」と注文します。
クルーが「ありがとうございます」と返すと、友人に対して「ほら!やってくれたじゃん!」と嬉しそうな雰囲気で絡むのです。なんとなくこちらまで嬉しくなります。
【番外編】きゅん度ナンバーワン。「スマイルひとつおもちかえりで」
これは一度しか経験がありませんが、番外編として。
幼稚園児くらいの男の子が、お母さんが注文を終えるのを待って、一番最後に「スマイルひとつ、おもちかえりで!」と言ってきてくれたことがあったのです。
どこで学んできてくれたのかは分かりませんが、逆に持って(連れて)帰りたくなってしまったくらい、可愛らしくてきゅんとする「スマイルください」でした。
もうひと頑張りするための力をもらえる、魔法の言葉
ちょっとしたイベントのようにも思える「スマイルください」の一言。
一緒に働いていたクルーの中には、「言われるとどうしていいか分からないからちょっと苦手…」という子もいましたが、わたしにとっては気合いを入れ直してもらえるような、あとひと頑張りしようと思えるきっかけになっていました。
「スマイルはいつでも無償で提供します」という意味でメニューに掲載されていますが、いつの間にかお客様からこんな楽しみ方をしてもらえるようにもなっていて、これはこれで素敵なことだなあと感じています。